生物時計と眠気
生物時計の座が、脳内のどこにあるかについては、ネズミ(ラット)やハムスターなどのげっ(薔)歯類でよく研究されています。
このような動物では、間脳視床下部の視交叉上核に生物時計が局在することがわかりました。
視交叉上核を破壊すると、活動-休息のサーカディアンリズムが消失し、数時間を周期とするリズムだけが残ります。
一日より短い周期ですから、このようなリズムを「ウルトラディアンリズム」(超日リズム)と呼びます。
視交叉上核をこわしても、睡眠と覚醒のこきざみなくりかえしは妨げられません。
したがって、活動-休息のサーカディアンリズムと、睡眠と覚醒のリズムとは独立した機構で調節されていることがわかります。
ほかの哺乳類でも、視交叉上核に生物時計があるのではないかといわれていますが、はっきりしません。
スズメやムクドリなどの鳥類では、松果体が生物時計の主座だとみなされていましたが、最近の研究で視交叉上核のほうが優位に立つと考えられるようになりました。
目から入る環境の明暗変化は、視神経を経て視交叉上核に神経情報として伝えられ、生物時計の時刻をリセットしています。
その情報はさらに松果体にも伝えられ、こんどは松果体の分泌するメラトニンというホルモンによって、液性情報として全身に伝えられます。
しかし、生物時計すなわち視交叉上核から発せられる情報が、羽毛 布団 通販のようにどのようにして前脳基底部や脳幹に伝達され、覚醒と睡眠のリズムを修飾しているのかは、いまのところよくわかっていません。