ベッド、寝具の歴史
貴族には、身の安全を守るためにローラー付きベッドや押し込み式ベッドを作り、自分が寝るベッドの下にもう一つベッドを格納し、家来をこのベッドに寝かせて護衛させた人もありました。
ヨーロッパやアジアでは、中世末期まで一つの部屋に何人もが一緒に寝ていました。
専用の寝室がヨーロッパに誕生したのは中世末期以降のことで、最初にそうした寝室を設けたのは王室だったといいます。
なかでもフランスのルイ14世の寝室は有名で、毎朝この寝室で『王の謁見』が行なわれていたのです。
謁見中のルイ14世はもちろん寝床の中・・・。
国の最も大事な行事がベッドの中で行なわれていたなんて、信じられないけれどもホントの話です。
ベッドはその後、少しずつ改良され、機能的にも形態的にも変化し、現在のようなベッドや羽毛 布団になったのです。
16世紀のイタリアで4本柱のベッドが誕生し、18世紀のフランスでロココ調ベッドが流行し、20世紀にはスプリングマットレスが発明され現在のベッドになるのです。