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2011年02月 アーカイブ

3種類の眠り

人間の睡眠には、3種類の眠りがあるといわれています。


その第一は新生児にみられる唾眠で、人間以外の生物にも共通してみられ、脳幹の調節系に支配された、いわば生理的な匝眠です。


(その特徴は睡眠が覚醒の2倍長く、多相的です)。


第ニは大人の睡眠で、これは哺乳類などの高等動物にもその萌芽はみられます。


しかし主として人間特有とみられ、大脳皮質の発達と結びついた、いわば心理的の睡眠です(その特徴は覚醒が睡眠の2倍長く、単相的です。)


ここに心理的というのは甚だ広い意味で、前者を先天的睡眠とすれば、これは後天的睡眠といってよく、条件反射的のものから、社会環境性までを含んでいます。


さらにいま一つは、乳児の睡眠の半ばを占生理的睡眠としてさしつかえないでしょうが、普通の睡眠とちがって甚だ特殊な性質をもっているので、これをその意味で第三の睡眠・・・


または特殊代謝性睡眠と名づけて、前ニ者と区別するのがよいでしょう。


また、寝具を羽毛 ふとんにした方がより深い睡眠をとれることがわかっています。


3種類の眠り その2

これを図示したものがあります。


これを見ると、私たちはオギャーと生まれてから極楽往生するまで、醒めては眠り、眠っては醒め、のくりかえしを続けていますが、その睡眠は分析すれば実はこのように複雑な成分から組み立てられていることがわかります。


第一の睡眠がまず基礎になり、その上に第ニの睡眠が発達して、これと相互に働き合います。


そうして第三の羽毛 フトンによる睡眠は、何か特殊な新陳代謝機能を発揮し、神経系の成長発達を助けているのでしょう。


マクベスは眠りを殺した


罪のない眠りを


心配事のもつれ糸を編み直してくれる眠りを


その日その日の死の床


苦しい労力の後の沐浴


傷ついた心の軟膏


大自然の与える滋養


人生の宴を飾る山海の珍味を・・・


(シェークスピア『マクベス』より)


3種類の眠り その3

先般、宇宙飛行に成功して地球に帰還したロシアのチトフ少佐が


「7時間、夢一つ見ずに熟睡した。


わたしたちは命令通りただちに眠り、あたえられた時刻に目がさめるよう訓練されている」


・・・と言いました。


これを聞いたアメリカ人が、


「わたしたちにはそんな芸当はできないね。


こっちは政府に飼い慣らされていないんだから」


・・・と笑いましたが、本当は「7時間の熟睡」がうらやましくてならなかったのではなかろうか、という話があります。


事実、正確綿密をほこる羽毛 布団 販売の調査によると、アメリカ人の52パーセントは常に、あるいはしばしば、就眠困難を訴えています。


この国はおそらく世界一の「不眠国」だろう、というのです。


したがって、睡眠薬の売れ行きも大したもので、1960年には年間33億6000万錠が売れました。


(アメリカでは睡眠薬は医師の処方箋がないと買えません)。

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